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江原道(カンウォンド、こうげんどう)は、大韓民国実効統治範囲の北東部(朝鮮半島中東部)にある行政区画。日本海に面している。 軍事境界線(北緯38度線)を挟んで、朝鮮民主主義人民共和国側にも同名の行政区画がある。 ==概要== 江原道の名は朝鮮八道の江原道から引き継いだものである。名前のもととなった江陵と原州はいずれも韓国側にある。 全体的に山がちで平地などは少ない。鉄原などの内陸部は韓国で最も寒さが厳しい。雪の量が多く、日本の長野県北部と気候が似ている。また、ジャガイモやトウモロコシを特産品とするなど、北海道との共通点も見られる。 花崗岩地帯が比較的多い地域で、環境部の国立環境科学院が2011年と2012年に全国の住宅7885戸の室内でラドン濃度を測定したところ、その環境基準超過率が42.0%と全国で最も高かった〔韓国の住宅の2割から高濃度ラドン検出 朝鮮日報 2013年1月25日〕。 ここ江原道に属する平昌は、2010年冬季オリンピックの開催地に立候補したが、IOC総会での投票でカナダのバンクーバーに敗れ、2014年冬季オリンピック開催地に再度立候補したが、またも決選投票でロシアのソチに敗れた。その後3度目の挑戦により2018年の平昌オリンピック開催が決定した。 開催決定後の2012年1月4日、MBCテレビは、韓国の五輪招致委員会が招致の際IOCに対して行った公約である平昌への「高速鉄道の建設」を、韓国政府が行わないと決めたと報道した〔韓国・高速鉄道の「約束」ほご? 平昌冬季五輪招致で 47NEWS(よんななニュース) 2012年1月04日〕(平昌開催を決めた2011年7月の南アフリカ・ダーバンでの国際オリンピック委員会総会には李明博大統領も出席、韓国の招致委は「高速鉄道で仁川から68分で会場に着く」と説明し、誘致に成功していた)。ただし現在、平昌を経由する新線として原州江陵線の建設工事が進められており、開通後は高速鉄道 (KTX) が乗り入れる予定である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「江原道 (南)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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